理由は手数料が高すぎるのと、ネットでトレードが出来なく証券会社に行ったり電話で注文し、今のように数多くのトレードができなかったからです。
手数料が高すぎるので、1ヶ月に1回しか株トレードで新規注文は買い注文しかしなかったので、1993年頃からの下げ相場だと負け続けたのです。今もS(売り注文)から新規注文ができる株の信用口座の数が少なく、これはS注文の信用取引をしてないということです。
10年前頃はFXの手数料が、今の10倍の1ドル3銭でした。これは1年間で10万円の手数料がかかったとしたら、昔は100万円です。これじゃ儲かりません。多くの人が貯金を100万円も持っていないから、トレードの回数が少なかったのです。
今は外国のFXと比べても手数料は1/10の0.3銭です。今でも株だと1注文しても数万円は必要で、手数料も売買両方で約600円(片道300円)です。FXは1万通貨で約60円で、証券会社などで販売している外貨MMFは約1万円で、外貨預金は約2万円です。FX以外は売り新規注文はできないので、下げ相場では負けます。
FXと株の信用取引にはレバレッジというものがあります。レバレッジとは例えばFXの証拠金(元金)が10万円あったとしたら、レバレッジを10倍になると約100万円の1万通貨で取引できるようになります。こうしないと為替レートが1ドル0.001円(0.1銭)動いたら10円の利益になり、これ以下の利益となると利益が少なすぎます。FX以外の株や外貨預金はレバレッジとS注文などが無いので、儲からずに損をします。
ドル円の為替レートは1日で1ドル1円50銭くらい動けば良いくらい、大きく動きません。しかしレバレッジを増やしているので利益が得れます。1万通貨で1ドル1円50銭も動いたら、1日で1万5千円の利益が得れます。
しかし1日で一直線に1ドル1円50銭も一方向に動くことなど多くなく、これをトレンド相場といいます。しかし昔の人は知らないので、そう思い長期保有投資をしていたのです。最も多く動くのは約10銭などを上下する、レンジ相場です。そこで5銭を利食い4万通貨(1万通貨500円)で1回2千円を得て、1日に6回トレードをするスキャルピングという手法が、成功した人たちがやり始めました。
この方法なら元金が20万円ですみます。20万円で毎日1万2千円の利益が得れます。単利だと20日間で24万円です。しかしこの方法でも、思わぬところで大負けすることもあります。それを避ける方法は、1日で1万5千円くらい上下した時に反発することを見込んで、現在の値動きの逆の値動きの逆張りという注文をします。
この方法なら政治や経済などの知識は要りません。しかし1日だけの値動きを見ると、数週間の中でどのくらいの位置の値動きなのかを把握しないと、損をすることがあります。これが「(期間が短い)分足チャートだけを見ないで(期間が長い)日足チャートも見ろ」ということです。短期トレードはチャートを見る必要があるのです。
政治や経済の専門知識が無くても、過去の値動き(チャート)と値動きの癖を知ろう!ということです。これを覚えるには、最初からリアルマネーでトレードをすると知らないので大損するので、仮想マネーのデモ・トレードをしまくることをお勧めします。
テーマ : FX(外国為替証拠金取引)
ジャンル : 株式・投資・マネー