世の中では「アービトラージは100%安全」や「アービトラージはもう古い」などという様々な意見があります。しかしこれは両方とも偏った意見です。
例えていうと素のトレードを刀としアービトラージを鉄砲だとして、落ちるナイフな流れ弾は鉄砲でも防げませんので、アービトラージは完全に安全とはいえません。
素のトレードは投資期間が長時間であるのに対し、アービトラージは短時間なので安全だと思う人がいるのですが、値動きを読み間違えて更に暴落する時に買うと、大きな含み損をします。
しかしだからと言って戦争では刀があるので鉄砲は要らないということにはなりません。FXの両建てやナンピン買いや先物取引の取扱銘柄や口座数の多さなどもですが、武器は多い方が安全です。
草コインは多くの人が買わずに危険で、多くの人が買うドルなどは安全と思う人もいるでしょう。しかし1ドルが125円で買うのと、1日で50円ぐらいに上昇する現在1円の草コインを買うのは、どっちが安全や儲かるでしょうか?
アービトラージや草コインを否定する人は高値の時にブームに乗り無理に買ったという、アービトラージや草コインと無関係な投資の基本を守らなかった人です。
他の投資の基本は「誰も未来のことは分からずに完全に同じ相場は無い」です。多くの人は過去の常識を守るというメンタル・ブロックをしているので大損します。
アービトラージは推進・反対派の両者の考えの中に混じった主力な方法ではなく、その時の状況に合わせて使うのが効果的です。では、実際のアービトラージのやり方を説明します。
◎儲ける秘訣は…
アービトラージは諸条件が揃っていないと、効果的には出来ません。
それは ・ ・ ▼
①送金手数料がアービトラージの利益を上回ると損
→現代はITの普及で、世界のどこでも手数料の差が
近くなってきたので、アービトラージがしづらいと
言われています。
②送金時間が長くかかると価格が変動し損もする
→送金時間が最も早い物は仮想通貨のリップルあたり
ですが、膨大な資金を持つ機関投資家などが、買ったら
すぐに送金するのではなく、両建てのように資金を売買
両方の取引所に始めから置いておく早いトレードをされて
しまうので個人投資家が太刀打ちできないと言われています。
③資金が少ないと儲からない
→これは人の価値観によりけりです。1日で千円でも助かる
と言う人は多くいるはずです。また大損する人は、大損して
いる時に更に飲酒などの出費をし忘れようとしますが、
少しでも損額を減らそうという強いメンタルが無いと駄目です。
一見、これはもうアービトラージが出来そうに無いですね ・ ・ ▼
しかしそれでも小さな金利差でも、遅い処理速度でも、世界の数多くの国の中には昔のような状態があるかもしれません。これのリスクは新興国の取引所は昔のように取引所の信用が低いですが、昔は先進国でも同じような問題は起きてますし、昔よりは未知ではありません。
これは儲けるためにはリスクを取らないと儲からないという、ハイリスク・ハイリターンという投資の基本です。ただしこのリスクは取引所が倒産するという、それよりも圧倒的に損する数が多い普段のトレードで大損するリスクと天びんで計ったら、どっちが危険でしょうか?
また今までのように素のトレードをするのは、アービトラージ付きのトレードをするよりは危険です。なぜなら今までのトレードは長期間、相場という賭場に財産を放置し、一か八かの上昇などを狙うギャンブルだからです。
今までの長期投資は1年も賭場に財産を置き、アービトラージは数十分程度賭場に財産を置くということです。ただしアービトラージなどの短期投資の危険性は、「短期なので大金を高値でも買っても良いだろう」という油断です。
アービトラージなどの短期トレードを長期投資な考えですれば、長期投資よりもかなり危険性は減ると思います。また短期投資の欠点は、決済した直後にもっと儲かるような値動きをし、くやしくなって駄目なエントリーをすることです。
ここら辺はアービトラージなどは関係無く、投資の真髄です。これは大暴落し多くの人が狼狽売りをしている時に買い、楽観的な状態になったら自分だけは慎重になるというメンタル・コントロールが必要です。
世の中ではアービトラージは、昔は詐欺商品で使われたので詐欺だと決め付けている雑な人もいます。しかしIPO株もFXも太陽光発電も昔は詐欺で悪用していた人はいます。
これは幽霊が怖いや不健康だと思い、欧米人が円買いをする夜にドルなどの底値なのにトレードをしない人にも似ています。儲からない大半の人は、このような事実を知らないのです。
詐欺を防ぐには詐欺を詳しく知るしかないのに、知る努力をしていない人が多すぎです。仮想通貨の界隈も詐欺が多いと言われていますが、人生で儲けるにはハイリスク・ハイリターンで多くの情報収集や準備をし、ごくわずかなチャンスをつかむしかないのです。
多くなったら分散投資とか…
