なぜFXが他の投資などよりも良いの? (5) FXとBOの違いとは?
オプションとは、何をいつに買うかなどを選択する権利です。買う権利を「コール・オプション」で、売る権利を「プット・オプション」といいます。しかし実際はFXやワラントと同じようなトレードの方法です。
証券会社などが販売しているのがワラントで、BOはFX会社で販売しています。ワラントは前回の記事で説明しましたが、満期が数週間後などの長期で、BOは2時間後などの短期です。
ワラントは株や株価指数や金・銀・原油などを販売していますが、BOは為替だけです。国内業者のBOだと2時間以内の為替価格が、上か下かを当てるというのがBOです。
BO
一般的には分かりやすくBOと言っていますが、業者により国内だと外為OP(オプション)や外国だとハイ・ロー(上か下か)などと言われています。
また外為OP(国内BO)とハイ・ロー(外国BO)では、かけられる資金額も時間も倍率も違ってきます。
分かりやすく大雑把に言うと、まずハイ・ロー(外国BO)は「上か下か当たれば2倍儲かる」です。
実際は手数料などがあるので、ペイアウト(返金)率は1.8%などです。これは例えば10万円で当たれば18万円が返金され、外れたら10万円が没収ということです。
またハイ・ロー(外国BO)は1口座でも時間や金額上限の制限が無いところもありますので、ギャンブル中毒のようになってしまう危険はあります。
しかしその前に多くの人の貯金額というのは、120万円以下しかないので資金がなくなると思いますし、借金も借りれる制限があります。
かたや日本の外為OPは1口座で5万円までで、時間も2時間以内だと1回しかトレードが出来ません。日本はFXなど金融規制が外国よりも厳しいのです。
国内BOのトレード方法
国内BOのペイアウト(勝ったら戻る)金額は1000円です。
購入可能金額は、多くの業者が50円から999円です。
これを見ると「50円?安いじゃないか。勝つと1000円が貰えるし、500円とかじゃ損だろ」と思う人がいると思います。
しかし50円だと20倍儲かりますが、20倍外れやすいのです。これは「現在の価格から何円以上,、上か下か?」などの選択になります。これは当選確率が5%しかないということになります。
これが500円だと、2倍外れやすいのです。これは当選確率が50%ということです。
要するに「BOとワラントは小額資金で大儲け出来るかもしれないけど、株やFXと比べて中毒になると多く無くなりやすくもある」ということです。
しかしBOなどだと数日で数千円から100万円も儲けたという話もあります。FXで数日だと日本のFX口座はレバレッジが25倍までなので、数千円だと数万円程度しか儲けられません。しかし逆に、その位の金額しか負けもしません。
「初心者はBOの方が良い」と言う人もいますが、私は「FXなどで慣れて資金が出来てからBOをやったら面白い」と思います。
FXをやると土曜の午前はBO泣かせな為替価格が横横になるなどという習性が分かります。また1分足のチャートを見ながら「急な下落をしたから反動で上る」などが分かります。
しかし買える最小単位が数十万円などの株よりも、数万円のワラントや数千円のFXや数十円のBOの方が、金額の少なさからしてリスクは低いと思います。
ただし毎日何時間もするようなギャンブル中毒である、ポジポジ病(ポジションを持ちたがる病気)に注意しましょう。でも株の初心者の人も多くの銘柄を持ちたがるポジポジ病になっているので、大損をしている人が多いのです。
FXやBOやワラントは複数口座であれば、数十分の短期で売買も出来るので、確実だと思う鉄板なタイミングを探して、それ以外にエントリー(新規注文)をするポジポジ病に注意しましょう。
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