「行って来い」や「ゼンモ」って何?
それはまず原油価格が1日で、1バレル約54ドルから急に61ドルという10%以上も急騰しました。また為替価格は、ドル円が前日の約108.09円から、16日の午前6時頃には約107.59円になるという約50銭の暴落をしました。
しかし日本国内のFX会社というのは、月曜は午前7時を過ぎないと営業が開始されないので、週末に持越しをし今回みたいに土日に事件が起きると大損をすることがあるので、多くの人は持越しを恐れています。
これはどのような対策をすれば良いのでしょう?それは ・ ・ ▼
◎儲ける秘訣は…
月曜の午前3時や午前5時から営業開始というFX会社もありますが、その時間帯が大底値とは限りません。むしろ午前7時以降の、特に午前9時半頃なんかは底値になったりします。
特に今回は1月3日のフラッシュクラッシュのように日本は祝日で、日本人投資家の参加者が少なく、そこでヘッジファンドが空売りをし小額の資金で大きく下げることをする場合があります。
しかし市場全体から見れば小額なのと、ヘッジファンドがショートカーバーという空売りの決済注文で利益確定をしてくることも多いので、すぐに暴落する直前の価格まで戻してくることがあります。
今回も17日の午前0時頃には108.08円あたりにゼンモしています。ゼンモとは全戻しの俗語で、この状態を「行って来い」ともいいます。
これはもし暴落で大きな含み損をしたとしても、戻すまで我慢するしかないです。これは今のように強い回復傾向ですが、テロのような間接的なちょっとした無関係なサプライズが起きた時は、無関係なのにつられて暴落した大型な優良銘柄などはすぐに戻すことが多いです。
多くの人は上昇トレンド後期の高値の時や、新発売の時の最高値の時に購入してしまうので、高値掴みな大きな含み損をしてしまいます。
ここで空売りをすれば良いのですが、空売りは失敗すると空天井という天井知らずなので大損します。買いは0円になれば終わりですので、一般的な株式投資や仮想通貨FXではない取引のような現物取引なら、投資した金額以内で収まり空売りよりは安全です。
また実際は日本円に対し、株も為替も仮想通貨も反対な値動きをします。大半の日本人は日本円資産でしか財産を持っていないので、無理をして株や為替や仮想通貨FXなどで空売りするのは、全財産のバランスからして日本円に一極集中し過ぎです。
これは大暴落した後に、急反発のリバウンド狙いの買いを入れるチャンスを待つしかないということです。少しでも上がったら買うのではなく、優良銘柄がその銘柄と別の原因で下がり続けたら買うしかないのです。